五輪=高崎市でパブリックビューイング、声援なく拍手で観戦

Reuters

発行済 2021年07月31日 14:02

[東京 30日 ロイター] - 日本勢のメダルラッシュが続く東京五輪、ほとんどの競技会場が無観客で行われる中、群馬県高崎市では30日にパブリックビューイングが行われ、50人以上がバレーボール男子の日本対ポーランドを観戦した。

集まった54人は飲食を禁じられ、社会的距離を保ち、マスク着用を義務付けられた。声を出して応援することも許されず、両チームのプレーに拍手を送った。

「家で応援するのもそれはそれでいいのかもしれないが、みんなで集まってソーシャルディスタンスを取って、やっぱり応援が最高だと思う」と、参加した行政書士の阿部均さん(57)。試合はセットカウント3─0、世界ランク2位のポーランドが日本を破った。同市はポーランド代表の事前合宿地として、バレーボールや競泳、テニスの選手を受け入れていた。

主催国の日本は今大会、30日までに過去最多となる17個の金メダルを獲得した。スポーツ大国の米国を上回り、中国に次ぐ。