米、デルタ株拡大続く マスク着用・ワクチン接種義務化の動き相次ぐ

Reuters

発行済 2021年08月03日 00:01

更新済 2021年08月03日 21:54

[2日 ロイター] - 米国で新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大が続く中、南部フロリダ州のコロナ入院者数が1日時点で1万人を超え、過去最多を更新し、ルイジアナ州でも24時間以内に過去最多を更新する見通しとなった。

フロリダ州のデサンティス知事はマスク着用とワクチン接種の義務化に消極的で、先週、学校がマスク着用を義務化するのを禁止する行政命令を出した。厚生省の統計によると、全国で新型コロナ感染で入院している患者のうち約4分の1をフロリダ州が占めている。一方、ルイジアナ州のエドワーズ知事は市民に屋内でのマスク着用を再び義務付けた。

アーカンソー州の入院者数も急増しており、ゆくゆくは過去最多を更新する可能性がある。(米国の感染拡大グラフィック:https://tmsnrt.rs/2WTOZDR)

カリフォルニア州ではサンフランシスコ・ベイエリアの8つの郡の当局が屋内の公共の場でのマスク着用を再び義務化した。