メキシコの貧困率、人口の約半分に上昇 コロナ禍で事態悪化

Reuters

発行済 2021年08月06日 09:39

[メキシコ市 5日 ロイター] - メキシコが5日に発表した政府統計で、昨年末時点における同国の貧困率が約44%に達していたことが分かった。新型コロナウイルス感染流行に伴う大幅な財政削減と企業閉鎖、レイオフによる経済低迷が事態を悪化させたという。

公式基準が定める貧困以下のレベルに陥った人々は、ロペス・オブラドール大統領が就任した2018年末から380万人増加し、2020年には総計で5600万人に達した。