米、来春までにコロナ制御も ワクチン接種拡大なら=ファウチ氏

Reuters

発行済 2021年08月25日 00:22

更新済 2021年08月25日 13:10

[ワシントン 24日 ロイター] - 米大統領首席医療顧問を務めるファウチ国立アレルギー・感染症研究所所長は24日、新型コロナウイルスワクチンの正式承認がさらに進み、ワクチン接種が一段と拡大すれば、米国は来年初旬までに新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を制御できるとの認識を示した。

ファウチ氏はNBCやMSNBCなどとのインタビューで、米ファイザー・独ビオンテック製の新型コロナワクチンが米当局に正式承認され、ワクチン接種に弾みがつくと期待を表明。米モデルナ製やジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製のワクチンも今後数週間で正式承認され、子どものワクチン接種も秋から初冬にかけ承認される可能性があると述べた。

ファウチ氏は「8000万─9000万人のワクチン接種を受けていない人やためらっている人、接種を受ける機会がなかった人などの圧倒的多数がワクチンを接種すれば、トンネルの先に光が見えてくると確信している」とし、「状況を好転させることができる」と言明した。