EU、米など6カ国を新型コロナの「渡航安全国」リストから除外

Reuters

発行済 2021年08月31日 01:13

更新済 2021年08月31日 09:45

[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)は30日、米国など6カ国を「渡航安全国」リストから除外することで合意した。今後、除外国からの渡航者は新型コロナウイルス検査や隔離措置を含め入国制限が強化される見通しだ。

除外されるのは米国のほか、コソボ、イスラエル、モンテネグロ、レバノン、北マケドニア。「渡航安全国」リストは域内における渡航ルールの全般的な指針となるが、各加盟国はそれぞれ独自の方針に従って国境政策を判断することができる。

すでにドイツやベルギーなど一部のEU加盟国は米国を「レッド(高リスク国)」に指定し、新型コロナ検査と隔離措置を義務付ける一方、フランスやオランダは米国を渡航安全国としている。

EUの渡航安全国リストは基本的に各国の新型コロナ感染状況をもとに作成されているが、相手国の入国制限状況も考慮される。