イスラエルで新型コロナ急減、3回目接種や証明書などが奏功

Reuters

発行済 2021年10月15日 16:31

[エルサレム 15日 ロイター] - イスラエルでは新型コロナウイルスの大規模な流行から4カ月が経過し、新規感染者や重症者が急速に減少した。専門家はワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)やワクチンパスポート(接種証明書)、マスクの着用義務などが功を奏したと指摘している。

イスラエルは6月に新型コロナのデルタ株による流行第4波に見舞われた。

政府は新たなロックダウン(都市封鎖)は行わず、12歳以上の国民にブースター接種を行い、マスク着用を義務付けた。レストランなどの利用はワクチンの接種証明書や陰性証明書など「グリーンパス」の提示を条件とした。

9月上旬にピークを迎えて以降、1日の感染者数は80%以上減少し、重症患者はほぼ半減した。