米中首脳、15日にオンライン会談へ 五輪にバイデン氏招待の報道も

Reuters

発行済 2021年11月12日 05:31

更新済 2021年11月12日 11:19

[ワシントン 11日 ロイター] - バイデン米大統領と中国の習近平国家主席が、15日にオンライン形式で首脳会談を開く見通しになったと、関係筋が明らかにした。

両国は新型コロナウイルスの起源から中国の核兵器増強まで、さまざまな問題で対立している。ただ、米当局者は世界の2大経済大国の関係が衝突に突き進むのを防ぐには、直接対話が最善の方策だと考えている。

中国政府の当局者は、中国側も衝突の回避と「前向きな競争」を切望しており、気候変動やコロナの世界的流行への対策などで協力を推進していると説明。

米中両政府が国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、気候変動対策での協力強化を盛り込んだ共同宣言を発表したことは、近く開催される首脳会談に向け「非常に前向きなシグナル」になったと述べた。

「われわれは米中の競争を、それぞれが自らの上達のため努力するゴルフの試合のようだと考えており、相手をノックアウトしようとするボクシングとは違うと思っている」と強調した。

米ホワイトハウスは11日、コメントを控えた。

これとは別に、バイデン大統領は12日午前にアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議でオンライン演説を行う予定。