南アのオミクロン感染、重症化は入院患者の約3割=NICD

Reuters

発行済 2021年12月10日 01:14

[ヨハネスブルク 9日 ロイター] - 新型コロナウイルスのオミクロン型変異株に関連した感染第3波に見舞われている南アフリカで、重症化した症例は入院患者の約3割にとどまっていることが分かった。これまでの2波の初期段階では6割以上が重症化していた。

国立伝染病研究所(NICD)が発表した初期症例のデータによると、最初にオミクロン株の感染疑いが出たプレトリア近郊で、11月14日から12月8日の間に入院した患者は1633人。このうち、酸素吸入や人工呼吸器を必要とする重症患者は31%だった。第2波の初期は66%、第1波の初期は67%だった。