無症状なら隔離や検査不要、南アがコロナ新方針 変異株など考慮

Reuters

発行済 2021年12月25日 08:33

[ヨハネスブルク 24日 ロイター] - 南アフリカ政府は24日、新型コロナウイルスの陽性者と接触しても無症状の場合は隔離や検査は不要との新方針を発表した。コロナを巡る状況を勘案し、封じ込めから緩和策への移行が妥当としている。

保健省は、無症状の接触者の隔離は必要ないが5ー7日間は経過を観察し、大勢が集まる場所は避けるべきと指摘。検査は有症状者だけとし、隔離期間は症状が軽い人で8日間、重い人は10日間とした。

家庭以外の施設での隔離は全て中止し、集団感染などを除き接触者の追跡調査も取りやめるという。

保健省幹部によると、科学者の助言による方針であり、ソーシャルディスタンスやマスク着用など既存の指針に置き換えるものではない。