米の1日当たりコロナ感染者、約100万人 世界最多

Reuters

発行済 2022年01月05日 03:29

更新済 2022年01月05日 16:10

[4日 ロイター] - 米国では3日、新型コロナウイルス新規感染者が97万8856人となり、世界最多を更新した。感染力の強いオミクロン変異株の流行が広がる中、1週間前の国内最多水準からほぼ倍増した。

新型コロナ感染症による入院者も先週約50%増加し10万人を突破した。10万人超えは過去1年で初めて。

3日に確認された米国内の新規感染者数には、2日と1日の感染者数も一部含まれている。

1日当たりの死者は2021年12月から1月初めにかけ平均約1300人。感染者数ほど大幅には増加していない。

米疾病対策センター(CDC)の推計によると、1月1日時点でオミクロン株が米国内の感染全体の95.4%を占める。

世界保健機関(WHO)幹部は4日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染による症状が他の変異株に比べ軽度であることを示す一段の証拠が出てきているという認識を示した。

ただ、保健当局はオミクロン感染の拡大で医療機関がひっ迫する恐れがあると警戒している。ワクチンを接種していない感染者などの対応に追われている医療機関も既にある。