旧正月のコロナ規制、影響最小限に 中国発改委が地方政府に指示

Reuters

発行済 2022年01月17日 09:30

[北京 16日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会(NDRC)は16日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の国内経済への影響が懸念される中、消費回復の後押しに向けて春節(旧正月)休暇中のコロナ規制による影響を最小限に抑えるよう地方政府に指示した。

NDRCは声明で「地方政府は、(休暇中の)簡素化された画一的なコロナ規制を避け、人々の生活への影響を最小限に抑えるべきだ」としている。

コロナ感染のリスクが低い地域は、都市部や農村部住民の休暇中の短期間旅行の需要に応え、日常品の供給を強化すべきだとしている。

中国では、冬季五輪開幕を控えた北京市で15日、オミクロン株の市中感染が初めて確認されるなど、少なくとも5つの省および地方自治体でオミクロン感染が報告されている。