豪首相の支持率低下、選挙控えオミクロン対応に反発=世論調査

Reuters

発行済 2022年01月18日 08:39

[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相の支持率が新型コロナウイルス感染拡大への対応を巡る反発を受けて低下したことが、18日公表の世論調査結果で明らかになった。連邦選挙を数カ月後に控え、野党の労働党が主導的な立場にあることが示された。

調査会社リゾルブ・ストラテジックがシドニー・モーニング・ヘラルド紙向けに行った世論調査によると、有権者は経済、雇用、保健、そしてオミクロン変異株の波への対応に関し、モリソン氏、および同氏率いる自由党と国民党の連立政権に対する信頼を失っている。

モリソン氏は、ライバルである労働党のアルバネージ党首に対して常に大幅なリードを保っていたが、今回の世論調査では有権者の約38%がモリソン氏を国のリーダーとして望む一方、31%がアルバネージ氏を支持。わずか2カ月前にあった2桁の差が縮まった形だ。