仏サービスPMI、1月速報値は53.1に低下 コロナやインフレ受け

Reuters

発行済 2022年01月24日 18:06

[パリ 24日 ロイター] - IHSマークイットが24日発表した1月のフランスのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.1と、前月の57.0から低下し市場予想の55.3を下回った。

新型コロナウイルス感染拡大とインフレ圧力が圧迫した。

製造業PMIは55.5と予想と一致した。前月は55.6だった。

サービス業と製造業を合わせた総合PMIは52.7。12月の55.8から低下し、市場予想の54.5も下回った。

IHSマークイットはエネルギー価格の上昇に起因するインフレ圧力と、新型コロナ感染第5波の打撃を反映していると分析した。

同社のシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「フランスで新型コロナ感染者が急増していることを踏まえると、1月のPMIが弱い結果となったのは驚きではない」と指摘した。

「サプライチェーンの問題は引き続き経済、特に製造業に影響を与えている」としながらも、納期は改善しており最悪の時期は過ぎたもようとの見方を示した。

ただインフレの影響は残っており、人件費とエネルギー価格の上昇が圧迫しているとも述べた。

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