中国の消費、コロナ流行の沿岸地域で低迷鮮明に

Reuters

発行済 2022年04月27日 20:04

[北京 27日 ロイター] - 中国の各地方の統計部門がこれまでに公表したデータによると、第1・四半期の小売売上高は新型コロナウイルス流行で打撃を受けた主要沿岸地域が特に低迷したことが分かった。第2・四半期には消費がさらに低迷する可能性も指摘されている。

経済規模の大きい南部の広東省と上海に近い江蘇省の小売売上高伸び率はそれぞれ前年同期比1.7%と0.5%となり、中国全体の伸び3.3%を下回った。

中国で最も人口の多い市である上海では、コロナの流行が深刻化し、小売売上高が3.8%減少。第1・四半期にオミクロン変異株の流行に見舞われた北京近くの主要港湾都市・天津は3.9%減となった。