サル痘、今対策すれば封じ込め可能=WHO高官

Reuters

発行済 2022年05月28日 00:41

[ジュネーブ 27日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の世界的な感染症への対策を統括するシルビー・ブリアン氏は27日、WHOの年次総会で、サル痘について「今適切な対策を講じれば、おそらく簡単に封じ込めることができると考えている」と語った。また、各国が感染拡大を抑えるために迅速な措置を講じ、ワクチン備蓄に関する情報を共有すべきとの見解を示した。

ブリアン氏は加盟国向けの技術説明会で「現在の重要な優先事項は、非流行国での感染を食い止めることだと考えている」と言及。必要な対策として症例の早期発見と隔離、接触者の追跡を挙げた。

サル痘にも有効な天然痘ワクチンの備蓄に関する情報を共有する必要があるとも指摘した。