家計の金融資産、年度末として過去最高 コロナ禍で貯蓄増=日銀

Reuters

発行済 2022年06月27日 10:09

更新済 2022年06月27日 10:19

[東京 27日 ロイター] - 日銀が27日発表した2022年1─3月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は3月末時点で前年比2.4%増の2005兆円となった。ボーナス支給期の12月末からは減少したものの、年度末としては過去最高を更新している。

家計の金融資産のうち、「現金・預金」は前年比2.9%増の1088兆円。12月末から減少したものの、年度末では過去最高。コロナ禍の影響で消費が抑制されたことに加え、財政支援などで貯蓄が積み上がっている。「株式等」は0.6%減の204兆円とおおむね横ばい。「投資信託」は10.4%増の91兆円、「保険・年金・定型保証」は0.8%増の540兆円で、いずれも年度末ベースで過去最高を更新した。