米モデルナ、ファイザーを提訴 コロナワクチン巡る特許侵害で

Reuters

発行済 2022年08月26日 23:47

更新済 2022年08月27日 06:09

[26日 ロイター] - 米バイオ医薬大手のモデルナは26日、米国で承認された新型コロナウイルスのワクチンを巡り自社が開発した「メッセンジャーRNA(mRNA)」と呼ばれる技術を模倣したとして、米ファイザーと独ビオンテックを提訴した。

モデルナは損害賠償を求め、米マサチューセッツ州の連邦地方裁判所に訴訟を提起。ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所にも提起する。損害賠償額は未確定としている。

モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は「数十億ドルを投じ、特許を取得した革新的なmRNA技術を守るために提訴した」と説明。ワクチン接種をやめさせることは意図していないとした。