米政権、貿易自由化と市場開放「断念」しておらず=USTR代表

Reuters

発行済 2022年10月08日 04:56

[ワシントン 7日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表は7日、バイデン政権は貿易自由化と市場開放に向けた取り組みを「断念」したわけではないが、そうした政策によってサプライチェーン(供給網)を弱め、米国の労働者と環境に害を与えることはもうできないと述べた。

講演で、米産業を再建する政府の取り組みは貿易政策を補完するものでなければならないとし、バイデン政権が従来の自由貿易取引に消極的との批判を否定。「われわれは市場開放、自由化、効率化を断念したわけではない」とした一方、「しかし、われわれのサプライチェーンをさらに弱体化させ、製造業を衰退させ、地球を破壊するという代償を払うわけにはいかない」とした。