中国コロナ再拡大、北京は公園・美術館閉鎖 上海は訪問規制強化

Reuters

発行済 2022年11月23日 01:32

[北京 22日 ロイター] - 中国で新型コロナウイルス感染が再拡大し、各地で感染対策が強化されている。首都北京市では22日、公園やショッピングモール、美術館などが閉鎖されたほか、上海では同市に訪れる人への規制が厳格化される。

国家衛生健康委員会が発表した21日時点の新規感染者は2万8127人と前日の2万7095人から増加し、4月のピークに近づいた。南部の広州市と南西部の重慶市が全体の約半数を占めた。死者も新たに2人報告された。

北京市当局は、22日午後3時(日本時間午後4時)までの15時間に新たに634人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表。24日から、商業施設やホテル、政府の建物など公共の場所に立ち入る場合、48時間以内に実施したPCR検査での陰性証明を義務付ける方針を示した。

金融の中心地である上海でも新たに48人の感染が報告され、16区中7区の娯楽施設が閉鎖された。さらに上海訪れる人を対象に、同市到着から5日間、ショッピングモールやレストランへの立ち入りを禁止する。オフィスへの出勤や交通機関の利用は可能という。24日から施行する。