中国、コロナワクチン接種率向上が必要=IMF年次経済点検報告

Reuters

発行済 2022年11月24日 12:18

[ワシントン 23日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は23日、中国の経済政策について年次点検報告を発表し、新型コロナ感染防止の厳格な「ゼロコロナ政策」に言及した上で、ワクチン接種率の引き上げの必要を訴えた。

IMFのギータ・ゴピナート筆頭副専務理事は声明で、感染力の高い変異株が出現しているのにワクチン接種率が追いつかないままのため、より頻繁なロックダウン(都市封鎖)措置を迫られ、消費や住宅など民間投資を圧迫していると指摘。今後のコロナ対策戦略の見直しは十分に準備をした上で行うべきで、ワクチン接種率を上げ、その後もワクチンによる国民の免疫力が維持されるようにするべきだと提言した。