中国でコロナ規制緩和の動き拡大、デモ発生から1週間

Reuters

発行済 2022年12月05日 08:08

更新済 2022年12月05日 18:09

[北京 4日 ロイター] - 中国では4日、新型コロナウイルス対策の厳格な行動制限を緩和する動きがさらに広がった。一方、1週間前に抗議デモが繰り広げられた北京市の亮馬橋地区や上海市の「ウルムチ中路」などは警備が強化され、週末にかけて大きな抗議運動は起きなかった。

異例の広がりを見せた抗議デモは新疆ウイグル自治区ウルムチで起きた火災がきっかけとなったが、地元当局はモールや市場、レストランなどを5日に再開すると発表、何カ月も続いたロックダウン(封鎖措置)がようやく解除されることになった。

世界最大のiPhone工場がある河南省鄭州は4日、公共交通やタクシー、公共の場所を利用する際に提示を義務付けていたコロナ検査の陰性証明を不要にすると発表した。

上海市も5日から、公共施設や公園を利用する際に陰性証明の提示を不要にする。