中国の航空大手3社、第1四半期は赤字縮小 コロナ規制解除で

Reuters

発行済 2023年05月01日 12:57

更新済 2023年05月01日 15:19

[北京 28日 ロイター] - 中国の航空大手3社が発表した第1・四半期決算は赤字幅が縮小した。昨年末の新型コロナウイルス規制撤廃と国境再開を受けて国内便・国際便の旅客が増えた。

中国東方航空の第1・四半期の純損益は38億元(5億4930万ドル)の赤字。昨年第4・四半期は93億元の赤字だった。

中国南方航空の第1・四半期の純損益は19億元の赤字。昨年第4・四半期は151億元の巨額赤字を計上していた。

中国国際航空の赤字は105億元から29億元に縮小した。

3社のフライトは3月に大幅に増加。中国国際航空では国内便・国際便の旅客が新型コロナ流行前の2019年3月を上回った。

フライト・マスターのデータによると、国内旅行は回復したものの、国際便は依然、新型コロナ流行前の3分の1にとどまっており、業界全体の回復の足かせになっている。