米で食料不安が拡大、コロナ支援終了とインフレが低所得者直撃=調査

Reuters

発行済 2023年06月29日 11:20

[28日 ロイター] - 米国で食料不安に陥る人が増加していることが、28日に公表された米国勢調査局と2つの団体の調査で分かった。新型コロナウイルス禍の補助金支給終了や食品価格上昇が低所得者を直撃しているという。

国勢調査局の最新家計調査によると、6月7─19日の期間に時々またはしばしば十分な食べ物を得られなかったと回答した人は約2650万人で、先月の調査から4.4%、昨年6月からは12%増加した。

6月に無償の食料支援を利用した人は1090万人で、5月から約10%減少したが昨年6月に比べ22%増加した。