中国、ゼロコロナ廃止後2カ月で約200万人の超過死亡=米研究

Reuters

発行済 2023年08月25日 13:33

[北京 25日 ロイター] - 中国政府が昨年末に厳格な新型コロナウイルス規制(ゼロコロナ政策)を廃止した後、2カ月間の死者数が例年の水準を200万人近く上回ったことが、24日に公表された米研究調査で明らかになった。

調査をまとめたのは、米国のフレッドハッチンソンがん研究センター。中国のいくつかの大学が発表した死亡率データのサンプルとインターネットでの検索結果を基にしている。

それによると、ゼロコロナ政策を廃止した2022年12月から23年1月までの30歳以上で推定187万人の超過死亡が発生。超過死亡はチベットを除く全ての地域で見られた。

超過死亡者数は、政府の発表を大幅に上回る。中国が1月発表した推計では、ゼロコロナ政策廃止後、病院で死亡した感染者は6万人。