[台北 25日 ロイター] - 台湾は25日、蔡英文総統が9月5日から7日まで、アフリカで唯一台湾との外交関係を維持しているエスワティニ(旧スワジランド)を訪問すると発表した。
外交部(外務省)の李淳政務次長(副大臣)によると、今年はエスワティニの独立と、同国と台湾の外交樹立55周年に当たる。
中国の習近平国家主席も今週、新興5カ国(BRICS)首脳会議(サミット)のために南アフリカを訪問している。
李氏は記者団に9月6日がエスワティニの建国記念日と指摘し「BRICSサミットや習氏の(アフリカ)訪問に対抗するつもりはない。純粋にタイミングが一致しただけだ」と説明した。
蔡氏は他国を経由せず直接エスワティニに向かう。同氏が前回に同国を訪問したのは2018年で、今回は王美花経済部長(経済相)が同行する。