EU首脳、第三国依存低減などで合意 移民問題では見解不一致

Reuters

発行済 2023年10月07日 05:14

Belén Carreño

[グラナダ(スペイン) 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)は6日、スペインのグラナダで開催した首脳会議で、世界的な緊張が高まる中で経済の安全保証などについて討議し、EUの競争力強化のほか、グリーンテクノロジーやデジタル技術の導入に加え、中国を含む第三国への依存の低減などで合意した。

EUは首脳会議で採択した宣言で、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)のほか、2022年2月のロシアによるウクライナ全面侵攻開始を受け、EUのレジリエンス(回復力)が試されているとし、EUは競争力を強化する必要があると指摘。単一市場を強化し、デジタル技術、環境に優しいグリーン技術、原材料、重要な医薬品などの分野での対外依存を低減させ、研究と技能への投資を強化するとした。