キャセイ航空、4年ぶり黒字 コロナ禍から旅客回復

Reuters

発行済 2024年03月13日 15:58

[香港 13日 ロイター] - 香港のキャセイ・パシフィック航空が発表した2023年通期決算は純損益が2019年以来の黒字に転換し、新型コロナウイルス禍からの業績回復が顕著となった。これを受け、株価は4年ぶりの高値を付けた。

純利益は97億9000万香港ドル(12億5000万ドル)。今年は従業員を5000人(約20%)増員する計画も明らかにした。

普通株主への配当を19年以来初めて再開する。

売上高は85%増の945億香港ドルだった。

香港市場で株価は6%超値上がりし、20年2月以来の高値を付けた。

パトリック・ヒーリー会長は、コロナ関連の渡航制限解除後の需要急増が好業績に寄与したと説明。香港と中国本土の海外渡航制限は23年序盤に解除された。