金融安定理事会(FSB)、金融安定における分散型金融の恩恵とリスクを分析 仮想通貨マイニングの集中などを懸念

Cointelegraph

発行済 2019年06月09日 17:05

更新済 2019年06月09日 17:24

金融安定理事会(FSB)、金融安定における分散型金融の恩恵とリスクを分析 仮想通貨マイニングの集中などを懸念

金融安定理事会(FSB)は6日、分散型金融に関する最新レポートを公表し、既存の金融システムの安定性に対する恩恵とリスクについて解説した。金融サービス提供者の集中を減らすなど恩恵を挙げる一方、取引の承認を行うマイニングの集中などをリスクとして指摘した。

FSBは、主要国の中央銀行や金融監督当局で構成する機関。昨年7月に行われたG20財務相・中銀総裁会議は、仮想通貨(暗号資産)がグローバル金融システムの安定にもたらすリスクに対して「FSB及び基準設定主体からのアップデートを歓迎する」という声明を出しており、今後の仮想通貨やブロックチェーンの規制を見る上で重要な位置付けとなっている。

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