ブロックチェーン上の不正取引を追跡する米チェイナリシス(Chainalysis)は12月12日、仮想通貨取引所ビットフィネックスに対して、仮想通貨取引の不正行為検出やマネーロンダリング防止(AML)に対応したソリューションの提供を完了したと発表した。世界各国が仮想通貨に関し規制を強化しており、顧客のプライバシーを保護しつつ、法令遵守に対応することが重要になっている。
チェイナリシスは、仮想通貨取引・ブロックチェーン対象の情報収集・調査・分析において著名な企業のひとつで、独自ツール「チェイナリシスKYT」では本人確認(KYC)はじめ、仮想通貨取引の監視などを行える。企業に限らず、政府や法執行機関がブロックチェーンのトランザクション(取引履歴)を監視し、不正行為を追跡することも可能という。