新型コロナの中でランサムウェアの攻撃成功率が減少|今後は増加傾向で警戒も

Cointelegraph

発行済 2020年07月10日 10:07

更新済 2020年07月11日 12:00

新型コロナウイルスが米国で再拡大する中で、2020年1月から4月の間で米国の公的機関でランサムウェアによる攻撃成功率が減少したことがわかった。しかし、5月に入ってから攻撃回数は増加傾向にあり、調査会社は警戒を強めているよう求めている。

インフラサイバーセキュリティ企業のエミシソフト(emisisoft)の調査によると、2019年は米国政府や医療機関、教育機関がランサムウェアの影響を受けて、少なくとも966の事業体が75億ドル相当の攻撃を受けた。しかし2020年1月から4月にかけて新型コロナウイルスの影響が拡大したことで、公共部門におけるランサムウェアによる攻撃の成功数が月ごとに減少したという。2020年の6月まで、合計で128件の攻撃件数が報告された。特に3月や4月は1月、2月と比べて3分の1に減少した。

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