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発行済 2019年08月16日 12:50
更新済 2019年08月16日 13:08
本日の米国市場で注目の3ポイント
金曜日の米国市場で注目の3つのポイントは以下の通りだ。
1.住宅市場の指標と消費者信頼感に注目
住宅市場の経済指標が本日発表されるが、低金利な住宅ローンという追い風がありながらも低迷している住宅業界の現状が先月も続いていたのかが焦点だ。
商務省は午後9時30分に建築許可件数と住宅着工件数を発表する。
エコノミストは住宅着工件数が6月の125万3000件から125万7000件に上昇すると予想している。
将来の需要を示す建築許可件数は6月の122万件から127万件に上がると予想されている。低金利を受けて今年の住宅建設業者の景況感は高く、同様に株価も強かった。代表的な住宅建設業界のETFであるThe iShares US Home Constructionは今年29%上昇している。
米国の消費の強さを測ることができる消費者信頼感にも注目だ。
ミシガン大学消費者信頼感指数は午後11時に発表されるが、前回の98.4から97.2へ低下すると予想されている。予想指数もまた注目される。
2.リグ稼働数
土曜日午前2時にベーカー・ヒューズ社から毎週発表される石油掘削リグ稼働数は、高い数値を示している。先週発表のデータによると、米国で操業している石油掘削装置の数は6減って764となった。
毎週発表されるリグ稼働数は、石油開発や石油サービス業の需要を示す重要な指標となっている。
WTI原油先物は1.4%安の1バレルあたり54.47ドルとなっている。
木曜日の原油価格は、景気後退不安が石油需要への懸念を高めたため、前日の3%下落後さらに下落した。
3 .ディア・アンド・カンパニー決算
農業・建設機械メーカーのディア・アンド・カンパニー (NYSE:DE)は、金曜日の寄付き前に決算を発表予定だ。
しかし、米国農務省は今週初めにトウモロコシの供給量の上昇を発表し、トウモロコシ先物価格が急落しているといった農業環境の悪化を受けた決算となるはずだ。
農家がトウモロコシ価格の下落と進行中の米中貿易戦争を懸念していることから、農機具の大規模な購入が控えられている可能性があり、ディア社の見通しが暗くなっている可能性がある。
株式が年初から3.7%下落しているが、94億4,000万ドルの売上と2.85ドルのEPSが予想されている。
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