中国、新たな1年物LPRを4.25%に設定 従来からやや引き下げ

Reuters

発行済 2019年08月20日 12:14

中国、新たな1年物LPRを4.25%に設定 従来からやや引き下げ

[上海 20日 ロイター] - 中国の新たな1年物ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)は4.25%に設定された。これまでの4.31%を6ベーシスポイント(bp)下回る水準。

中国人民銀行(中央銀行)は17日、企業の借入コスト低下につながる金利改革を発表。LPRは銀行が個人や企業向け新規融資の金利を設定する際に、人民銀の1年物貸出金利に代わるベンチマークになるとした。

新たなメカニズムに基づくLPRの公表は今回が初めて。

1年物LPRは人民銀の1年物貸出金利を10bp下回った。

新たな5年物LPRは4.85%に設定された。5年物貸出金利の4.90%を下回った。

新たなLPRは中期貸出ファシリティー(MLF)の金利に連動することから、MLF金利の動向に注目が集まっている。

一部の市場参加者は、LPRの低下につながることから1年物MLF金利が引き下げられるとみている。