本日の米国市場注目の3ポイント: ホーム・デポ決算報告、クオールズFRB副議長講演、API原油在庫

以下が、本日の米国市場注目の3ポイントだ。

1.ホーム・デポ決算報告/h2 ホーム・デポ (NYSE:HD)は20日、市場寄付き前に決算報告を発表する。住宅ローン金利の低下や良好な消費者マインドなどの好材料は存在するものの、関税の影響で木材などの原材料費用が増加したことが懸念材料となっている。オッペンハイマーファンズはこの件について、「一見一時的と感じられるような要因が、今期（第2四半期）の販売動向に影響を与えたのではないかと我々は懸念している」と述べた。またそれらの要因は「未だ影響力があり、住宅価格の上昇を加味しても、住宅ローン金利の低下、金融緩和を考慮すれば、その影響力をまたも強める可能性もある」としている。ホーム・デポの予想EPSは3.09ドル、予想売上高は310億6000万ドルとなっている。また売上高だけでなく、業績見通しにも注目が集まっている。第1四半期（2-4月期）では、同社の見通しは予想を下回っている。ホーム・デポの株価は8月に入り2.75%上昇しており、年初来では21%上昇している。競合企業のロウズ・カンパニーズ (NYSE:LOW)は21日に決算報告を予定している。

2.クオールズFRB副議長講演/h2

21日午前7時、ランダル・クオールズFRB副議長による講演が行われる。

クオールズ氏はユタ州で執り行われるコミュニティ開発に関するイベントにて講演を行う予定だ。

同氏の講演は、21日の7月FOMC議事要旨の公表や、23日のジェローム・パウエル議長による講演に先んじて行われる。

FOMC議事要旨では、FRBメンバーがハト派姿勢を強めていることが明らかとなる可能性が高く、そうなれば8月のFOMCにて追加利下げが決定される公算はさらに高まるだろう。

3.API原油在庫/h2

21日午前5時30分発表予定のAPI週間原油在庫もまた注目を集めている。同指標は現在8週連続の減少となっている。

WTI原油先物は今週に入り2.4%上昇し、56.21ドル付近で停滞している。この反発は世界的な不況が近づき、原油需要の低下が予想される中で、各国の中央銀行が経済刺激策を展開することへの期待の高まりによるものだと考えられる。

アプリを入手する

Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう！

今すぐダウンロード