ドイツ総合PMI速報値、10月は48.6 小幅改善も雇用情勢悪化

Reuters

発行済 2019年10月24日 18:00

更新済 2019年10月27日 18:05

ドイツ総合PMI速報値、10月は48.6 小幅改善も雇用情勢悪化

[ベルリン 24日 ロイター] - IHSマークイットが発表した10月のドイツの購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業とサービス部門を合わせた総合指数が48.6と、前月(48.5)からわずかに改善し2カ月ぶりの高水準となった。

しかし、景況拡大と悪化の節目である50を引き続き下回り、ロイターがまとめたエコノミストのコンセンサス予想(48.8)を下回った。雇用を示す指数が6年ぶりに50を下回り、第3・四半期の景気低迷が第4・四半期も続く可能性を示唆した。

雇用情勢は、貿易戦争や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感で打撃を受けている製造業で悪化が深刻で、指数は約10年ぶりの低水準。サービス部門も雇用創出ペースが3年半ぶりの低水準となった。