台湾、第3四半期は前年比2.91%成長 スマホ需要など寄与

Reuters

発行済 2019年10月31日 20:07

台湾、第3四半期は前年比2.91%成長 スマホ需要など寄与

[台北 31日 ロイター] - 台湾主計総処が31日発表した第3・四半期域内総生産(GDP)速報値は前年比2.91%増で、2018年第2・四半期(3.29%増)以来、約1年ぶりの高い伸びを記録した。年末に向けたハイテク製品の需要が回復し、貿易戦争の影響を「相殺」した。

伸び率は第2・四半期(2.4%)、ロイターがまとめたエコノミスト予想(2.5%)をいずれも上回った。

アナリストからはすでに、高機能スマートフォン(スマホ)需要や、台湾メーカーの生産拠点回帰の動きが、米中貿易戦争の影響を帳消しにするとの見方がでていた。

主計総処によると、サービスや製品を含む実質輸出は前年比4.23%増加した。

また中国が台湾への個人旅行を禁止したものの、海外からの観光客が増えたこともGDPに寄与したという。