米建設支出、9月は前月比0.5%増 予想上回る

Reuters

発行済 2019年11月02日 01:16

米建設支出、9月は前月比0.5%増 予想上回る

[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した9月の建設支出(季節調整済み)は、年率換算で前月比0.5%増と、市場予想の0.2%増を上回った。住宅建設投資が9カ月ぶりの高水準となり、全体水準を押し上げた。

8月の数字は当初発表の0.1%増から0.3%減へ下方改定された。

9月の前年同月比は2.0%減だった。

前月比の内訳は、民間部門の住宅建設が0.6%増の5114億1900万ドルと、2018年12月以来の高水準を付けた。8月は0.8%増加していた。住宅ローン金利の低下を受け、住宅建設投資は第3・四半期に、7四半期ぶりに持ち直した。

米連邦準備理事会(FRB)が過去最長期間続く景気拡大を維持するため、今年3回利下げしたことを背景に住宅ローン金利は低下している。米経済は拡大期間が11年目に入ったが、米中貿易摩擦と景気減速がリスク要因となっている。