日本の消費者物価、10月は消費増税が押し上げ

Reuters

発行済 2019年11月22日 10:08

日本の消費者物価、10月は消費増税が押し上げ

[東京 22日 ロイター] - 総務省によると、10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は102.0となり、前年比0.4%上昇した。ロイターが集計した民間予測通りの結果となった。エネルギー価格下落の影響が引き続き下押し圧力となっているが、消費税増税が押し上げに寄与、前月の同0.3%上昇から小幅に伸びが拡大した。

総務省は「エネルギー価格の下落で上昇鈍化がみられるが、依然として緩やかな上昇を続けている」との判断を据え置いた。

総合指数は前年比0.2%上昇(前月は同0.2%上昇)となった。このうち、消費税率の引き上げの寄与度はプラス0.77%ポイント、幼児教育・保育無償化の寄与度はマイナス0.57%ポイントだった。これらの影響を除くと、ほぼ横ばいとなる。