LIBORベースのスワップ、来年第1四半期から中止を 英機関が要請

Reuters

発行済 2019年11月22日 09:48

LIBORベースのスワップ、来年第1四半期から中止を 英機関が要請

[ロンドン 21日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)は21日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)ベースのスワップ取引の提供を2020年第1・四半期から中止するよう銀行に求めた。

FCAはLIBORの算出が2021年末に中止され、英中銀が算出するポンド翌日物平均金利(SONIA)が代替金利になるとの見通しを示した。

ロンドンで講演したFCAの市場・ホールセール政策担当ディレクター、エドウィン・スクーリング・ラター氏は「ポンドの金利スワップ市場では、マーケットメーカーが2020年第1・四半期からSONIAを市場慣行とすることを奨励する」と発言。

現段階では、SONIAではなくLIBORを利用する特別の理由がある場合、ポンド建てのLIBORベースのスワップ取引は可能だが、SONIAベースのスワップが標準になるとしている。