40年債発行増の検討求める意見=国債市場特別参加者会合

Reuters

発行済 2019年11月25日 19:16

40年債発行増の検討求める意見=国債市場特別参加者会合

[東京 25日 ロイター] - 財務省は25日午後、国債市場特別参加者会合を開き、2020年度の国債発行額に関してヒアリングを行った。財務省幹部によると、参加者の多くは、市場機能が残っている超長期ゾーンは残高の維持が必要との認識で一致。中でも40年債については、足元の需給を踏まえ、発行増の検討を求める意見が出たという。

一方、10年以下のゾーンについては、減額可能との意見があった。

財務省幹部は「ニーズは聞くが、これがストレートに来年度の発行額に結びつくわけではない」と強調した。

40年債の直近のカレンダーベース市中発行額(当初)は16年度が2.4兆円(9月変更後2.8兆円)、17年度が3.0兆円、18年度と19年度がそれぞれ2.4兆円で、20年度に仮に増額となれば3年ぶりとなる。