インタビュー:アラムコ上場、サウジの石油依存脱却に寄与=財務相

Reuters

発行済 2019年12月12日 02:31

インタビュー:アラムコ上場、サウジの石油依存脱却に寄与=財務相

[リヤド 11日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ (SE:2222)が11日、サウジ証券取引所(タダウル)に上場を果たした。サウジのジャドアーン財務相はロイターとのインタビューに応じ、アラムコ上場はサウジの石油依存からの脱却と経済の多角化を後押しすると述べ、上場の意義を強調した。また外資の誘致にも役立つとした。

アラムコ株の初値は35.2リヤル(9.39ドル)と公開価格の32リヤルから10%上昇、ストップ高で初日の取引を終えた。時価総額は1兆8800億ドルと世界最大の上場企業に躍り出た。ただしムハンマド皇太子が目指していた2兆ドルには届かなかった。調達額は256億ドルと、2014年に上場した中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング (N:BABA)を抜き史上最大を記録した。