スペイン、新型コロナで非常事態宣言 全土で原則外出禁止

Reuters

発行済 2020年03月15日 14:35

スペイン、新型コロナで非常事態宣言 全土で原則外出禁止

[マドリード 14日 ロイター] - スペインは14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて15日間の非常事態を宣言し、全土で外出を原則禁止すると発表した。

食料・医薬品の買い物や、職場や病院に行く場合などを除き、原則として外出を禁止する。飲食店などは休業となり、映画館や劇場、スポーツ施設なども休館になる。

サンチェス首相がテレビ演説で明らかにした。

国内の交通機関も16日から、航空便や列車などの本数が半分以下に削減される。国際線は対象外となる。

非常事態宣言では、国境の封鎖は見込んでいない。

発表後まもなく、政府は首相夫人がウイルス検査で陽性と判明したと明らかにした。

現地メディアのTVEによると、スペインではこれまでに6250人の感染を確認、死者は193人と前日の120人から増加した。