ユーロ圏景況感指数、6月は一段と改善 予想には届かず

Reuters

発行済 2020年06月29日 19:59

[29日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会が29日発表した6月のユーロ圏景況感指数は75.7と前月の67.5から上昇した。 全セクターで改善が見られ、ユーロ圏の景況感の回復ペースが加速していることが示された。

ただロイターがまとめたエコノミスト予想(80.0)には届かず、2000年以降の平均である100を大きく下回った。

同指数は、新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の影響で同指数は4月に1985年の統計開始以来の低水準を記録。5月は製造業と消費者の信頼感指数のマイナス幅が縮小したが、6月は全セクターで改善し、小売りとサービス業では過去最大の改善となった。