米ISM製造業景気指数、7月は1年半ぶり高水準 2カ月連続上昇

Reuters

発行済 2020年08月04日 00:59

[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日公表した7月の製造業景気指数は54.2となり、昨年3月以来の水準に上昇した。上昇は2カ月連続。新型コロナウイルス感染が再拡大する中でも受注が伸びたが、回復の継続性を巡り不安は高まっている。

予想の53.6を上回った。前月は52.6だった。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。製造業は米経済の11%を占める。

ISMは「製造業部門の回復は継続している。センチメントは全般的に楽観的だった」とした。

新型コロナ感染が急増する中でも製造業景気指数の改善が継続しているのは明るい話題と言える。感染は特に人口が多い南部や西部で広がっており、事業の再停止や経済再開を停止する動きが出ている。