英建設業PMI、7月は5年ぶり高水準 人員削減は加速

Reuters

発行済 2020年08月06日 19:19

[ロンドン 6日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した7月の英国の建設業購買担当者景気指数(PMI)は58.1と、前月の55.3から上昇し、約5年ぶりの高水準となった。

新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)が緩和され、経済活動が拡大したことが背景。

ただ、新型コロナの流行前の水準を回復にするには長い時間がかかるとみられ、依然として人員削減が急ピッチで進んでいる。

7月の同PMIは、ロイターがまとめた市場予想をわずかに上回った。4月は過去最低の8.2だった。

IHSマークイットのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「回答企業によると、様々な産業でロックダウンが緩和され、売り上げが伸びており、新規プロジェクトを開始する不安が薄れた。ただ現場では、依然として新規の作業が相対的に低迷している」と述べた。