8月の英消費支出は増加、ステイケーションや在宅勤務関連が好調

Reuters

発行済 2020年09月08日 09:55

[ロンドン 8日 ロイター] - 8日に公表されたバークレイカードと英小売協会(BRC)のデータによると、英消費者の8月の支出は、近場で休暇を過ごす「ステイケーション」や在宅勤務に関連した支出などを中心に増加した。

バークレイカードがまとめた8月の消費支出は前年同月比0.2%増加し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)前の今年2月以来のプラスとなった。

国内旅行や出勤再開に向けてガソリン支出が増えたほか、政府の外食割引制度を利用したレストランやパブでの支出が好調だった。衣料品への支出も2019年3月以来の増加となった。一方、航空会社や旅行代理店など旅行関連は61%減少した。

バークレイカードの消費者商品責任者、ラヒール・アーメド氏は「(新型コロナによる)混乱の後、支出が初めて増加に転じたのは心強い」と述べた。