9月全国百貨店売上高は前年比33.6%減、12カ月連続マイナス

Reuters

発行済 2020年10月22日 16:01

[東京 22日 ロイター] - 日本百貨店協会が22日発表した9月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比33.6%減の3340億円と、12カ月連続マイナスになった。

9月は、昨年の消費増税前の駆け込み需要の反動が現れた。消費増税要因のない前々年の売り上げとの比較では18.7%減だった。新型コロナウイルス感染拡大により外出自粛ムードが続いていることに加え、一部地域では台風などの悪天候による休業や時短営業も売り上げ減につながった。

一方で、一部では持ち直しの動きもみられる。各社による会員優待や、徹底した感染予防策を講じて再開した物産展などから、入店客数には復調の傾向がみられるという。