ドイツ銀行、アジアの利益率目標を引き上げ 景気回復で欧州に先行

Reuters

発行済 2020年12月07日 20:25

[フランクフルト 7日 ロイター] - ドイツ銀行のアレクサンダー・フォン・ツァ・ミューレン取締役(アジア担当)は、アジア事業の利益率目標を引き上げることを明らかにした。

アジアの景気回復や、世界的な資金フローの変化が背景。7日公表されたロイターとのインタビューで述べた。

同氏は「域内のコア・バンクの有形株主資本利益率(RoTE)を2022年までに15%とすることを目指す」と発言。今年は10%という。

アジア経済は欧州経済よりも早く新型コロナウイルス危機から回復している。経済協力開発機構(OECD)は、来年のアジアの経済成長率を8%、欧州を3.6%と予測している。