南アGDP、第3四半期は前期比年率66.1%増 鉱業・製造業が好調

Reuters

発行済 2020年12月08日 20:20

更新済 2020年12月09日 08:10

[プレトリア 8日 ロイター] - 南アフリカ統計局が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済みの年率換算で前期比66.1%増加した。

新型コロナウイルスの流行に伴う制限措置が緩和され、鉱業・製造業を中心にすべての部門で生産が拡大した。

ロックダウン(都市封鎖)で経済活動が停滞した第2・四半期のGDP(改定値)は、同51.7%減だった。

第3・四半期のGDPは、前年比では6%減。第2・四半期(改定値)は前年比17.5%減だった。

ロイターがまとめた市場予想は、前期比年率で52.6%増、前年比で7.2%減だった。

部門別では、鉱山部門が288.3%増、製造部門が210.2%増。卸売・小売部門は137.0%増だった。

統計局の幹部は「極度の混乱に見舞われた四半期は、年率換算にすると、統計がやや歪むことがある」とし「今回のような回復が年末まで続くと予想するのは妥当ではない。重要なのは1ー9月のデータだ」と述べた。

1ー9月のGDPは前年比7.9%減だった。