台湾輸出受注、11月は前年比+29.7% 10年ぶりの大幅増

Reuters

発行済 2020年12月21日 19:43

[台北 21日 ロイター] - 台湾経済部が発表した11月の輸出受注は前年比29.7%増の577億8000万ドルと、9カ月連続の増加となった。

増加率は過去10年で最高。米アップルの新型iPhone投入も追い風となり、台湾のハイテク製品に旺盛な海外需要が続いている。

台湾の輸出受注は世界のハイテク製品の需要を示す先行指標とされている。

11月の輸出受注は月間ベースで過去最高。増加率は2010年5月以来の高水準で、ロイターがまとめた市場予想の13.4%を大幅に上回った。

同省は、在宅勤務・在宅学習に関連する機器の需要が引き続き力強かったことに加え、新型スマートフォンの「販売が好調」だったと指摘している。

通信機器の受注は前年比22.3%増の208億ドルと、月間ベースで過去最高を記録。新型スマートフォンや新型ゲーム機が市場に投入されたことや、在宅勤務関連の需要が寄与した。