米ミシガン大消費者信頼感、1月速報値は低下 議会乱入など影響

Reuters

発行済 2021年01月16日 00:44

更新済 2021年01月16日 02:09

[15日 ロイター] - 米ミシガン大学が15日発表した1月の消費者信頼感指数(速報値)は79.2と、昨年12月確報値の80.7から低下した。米議会議事堂への乱入事件や新型コロナウイルスの感染拡大が経済見通しを圧迫した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は80.0だった。

期待指数は73.8と前月の74.6から低下。現況指数も87.7と90.0から低下した。

期待インフレ率は1年先が3.0%、5年先が2.7%。前月は共に2.5%だった。

ミシガン大学の消費者調査チーフエコノミスト、リチャード・ カーティン氏は声明で「トランプ大統領の弾劾訴追や議会への乱入、新型コロナ感染症による死者急増などにもかかわらず、1月の消費者信頼感指数の低下は小幅だった」と述べた。

調査は議会乱入事件が発生した1月6日を含む1月上旬の数日に行われた。